四百年の歴史、京の台所

必要性から生まれた市場

錦市場の起源は鎌倉時代(1185〜1333年)にさかのぼります。当時、錦川沿いのこのエリアは、清冽な地下水を活かして鮮魚を冷却・保存する場所として利用されていました。冷たく清潔な伏流水は、冷蔵庫のない時代の食品保存に理想的な環境を提供していたのです。

江戸時代には、錦市場は御所への食材供給の公式市場となりました。この宮廷とのつながりが、京都随一の食の職人たちを引き寄せ、包丁鍛冶、豆腐屋、漬物商など、様々な専門店が軒を連ねる今の姿へと市場を育てていきました。

現在の錦市場

錦市場は、日本の都市部に残る数少ない伝統的な屋根付き市場のひとつです。100軒以上の専門店の多くは、5代以上にわたる家族経営で、現代日本以前から受け継がれてきた伝統を今も守り続けています。

私たちの使命

京都の生きた食文化を次の世代へ伝えること。出店者をサポートし、伝統を大切にし、国内外のすべての来場者を400年間変わらぬ温かさでお迎えすることが、私たちの使命です。